毎日使う身近な石鹸。実は簡単に作ることができるんです。
製法によってはお子さんと一緒に作ることも可能。
手洗いを渋る子でも、自分で作った石鹸での手洗いは楽しいようですよ!
今回は石鹸作りについてざっくりした解説と、子供でも作れる簡単な石鹸についてお伝えします。
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石鹸作りには3つの方法
まずは、せっけんの作り方について。
主に3つの作り方があり、おすすめは『てこね』と『グリセリンソープ』です。
①石鹸素地を使った手こね石鹸
石鹸素地と言う細かいフレーク状の石鹸をこねて、固形にする方法です。
仕上がりは素朴な雰囲気。
アロマオイルやハーブなどを入れて、好みの香りにすることもできます。
家にある使わない石鹸を削って作ることもできるので、手軽に作れますね。
手こね石鹸の詳しい作り方や、作ってみた実物はこちらの記事に書きました
>>使わない固形石鹸をリメイク|手こね石鹸レシピと作ってみた感想

②グリセリンソープ
最近見かける、キラキラした透明の石鹸がこの『グリセリンソープ』です。
「MPソープ」というのも、このグリセリンソープのこと。
素材を溶かして冷まし固めるだけなので、石鹸の中では一番早く完成するのが特徴。
保湿成分のグリセリンが多く含まれるので、しっとりした使用感です。
グリセリンソープ作りのキットは、大きな書店やネットでも買うことができますよ。
素材は溶かしやすいよう、小さく切ります。
紙パックをまな板に敷いてカットしました。それほど硬くはないです。
耐熱容器に入れて、少しずつ加熱して溶かしてから、冷やし固めます。
型にはアイス(雪見大福)のパッケージや、お豆腐のパックを使いました。
型を揃えるのが面倒な場合はこのキットがおすすめ。
型から外れにくい場合は、いったん冷凍庫で冷やし固めるといいようです。
③コールドプロセス製法
苛性ソーダとオイルを使った本格的な石鹸の作り方で、難易度は高め。
作り方は・・
基本的にオリーブオイルなどの油脂に、強アルカリ性の苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)液を混ぜて20分ほどまぜます。
すると化学反応がおきて、分解した後に起こる固形化=「鹸化」によって石鹸ができるのです。
水酸化ナトリウム液を作る際に、粉状の苛性ソーダを水と混ぜるのですが、熱や水蒸気が発生するのでかなり慎重に行う必要があります。
この方法で作った石鹸は、なめらかで見た目もいいんですよね・・使用するオイルによっては、保湿効果もあって使用感もよさそう。
>>石鹸素材は何がいい?オイルに含まれる脂肪酸による石鹸の使い心地の違い
ただ、使用する苛性ソーダは劇薬で、目に入ったりすると失明の恐れもあります。
販売は500ミリリットル単位と多いので、余った時の処分にもすごく困るシロモノ。
お子さんのいるお家での石鹸作りには、おすすめできないですね。
最近は、苛性ソーダを使わずに、劇薬指定されていない「オルトケイ酸ナトリウム」を使用する「廃油石けん手作りキット」も市販されています。
ただし同じく強いアルカリ性の薬品なので取り扱いには注意が必要です。
まとめ|子供と手作りにオススメの石鹸つくり
石鹸作りというと、本格的はコールドプロセス製法をやってみようと思い立つ方も多いと思いますが・・
思った以上に難易度が高い!
ということで、手こね、またはグリセリンソープを作ってみるのがおすすめです。