2018年の初めに日本でも試験的に発売されていた、ルビーチョコレート。
天然のピンク色をしたフルーティーなチョコレートは、バレンタインにもぴったりです。
最初は限定的に販売、2018年夏ごろから本格的に販売が開始されました。
そこで当記事では
- ルビーチョコレートを使用した商品
- どこで売ってるの?
- ピンク色に着色したチョコレートとの違い
について詳しく調べてみました。
ルビーチョコレートはどこで売ってる?
2018年に限定販売されたネスレ日本の「キットカット ルビー」。
2019年から本格的に販売開始、当初はキットカット1本で400円でした。(※2019年2月)
貴重な原料を使っているとあってお高い・・
「ルビーチョコレート」を使って手作りのチョコレートを作りたい場合には、製菓材料の有名店「富沢商店」で購入することができます。
富沢商店は、百貨店などにも出店している製菓材料の老舗。
ただ、自分でルビーチョコを溶かしたりと加工する場合には、温度や水分の混入などには十分注意しましょう。
ルビーチョコレートはとてもデリケートで、水分が入ってしまうとせっかくのピンク色が白く変色してしまいます。
2020年追記
今年に入って、スーパーなどでも「ルビーチョコレート」を使った商品を見かけるようになりました。
カルディコーヒーファームでも取り扱いがありましたよ。
第4のチョコレートとして売られていました。
ただ、ルビーチョコレート100%ではなく、原材料の1部として使用した商品のようです。
ルビーチョコレートとピンクのホワイトチョコとの違い
従来のピンクのチョコレートって、ホワイトチョコレートに着色して香りを付けた物なのです。
「ルビーチョコレート」は、天然の色と風味。
でも、ルビーチョコと着色したホワイトチョコ、ぱっと見同じにも見えますよね。
違いについて調べました。
ルビーチョコレートの見分け方
チョコレートには4つの種類があります
- ビターチョコレート:カカオマス、カカオバター、糖分
- ミルクチョコレート:カカオマス、カカオバター、糖分、粉乳
- ホワイトチョコレート:カカオバター、糖分、乳成分
- ルビーチョコレート:カカオマス、カカオバター、糖分(乳成分)
チョコレートの茶色い色は「カカオマス」と呼ばれる成分。
このカカオマス、ホワイトチョコレートには入っていません。
だから白いんですね。
ルビーチョコレートの「カカオマス」はピンク色なんです。
ということで、同じピンク色のチョコレートでも
・「カカオマス」が入った物はルビーチョコレート
・「カカオマス」が入っていないピンクのチョコレートは「ホワイトチョコレート」
ということになります。
ルビーチョコレートは前述のとおりまだまだ高価なチョコレートです。
なので、あまりにも安い商品は「カカオマス」が入っていても、ホワイトチョコレートとのブレンドの可能性がありますね・・。
ルビーチョコレートとホワイトチョコ|味の違いは?
キットカット「毎日の贅沢」に期間限定で「ルビーチョコレート」のキットカットが入っていました。
開けると、うっすらフルーティーな香り。
人工香料のような強い香りではないので、気を付けないとよくわからないかも。
食べてみたところ、はっきりとした酸味があります。
ミルキーな風味のホワイトチョコとは違って、サッパリした後味でした。
色にも違いがあって、
上がストロベリー味(ホワイトチョコに着色したもの)
下がルビーチョコレート。
ルビーチョコレートは、紫がかったピンク色をしていますね。
ルビーチョコレートの日本販売までの道のり
ルビーチョコレートはスイスのチョコレートメーカー、バリーカレボー社が開発しました。
バリーカレボー社はカカオ豆の大手加工会社。
全世界のチョコレート商品の4分の1にはバリーカレボー社の加工したカカオが含まれています。
日本でも、森永製菓などのメーカーにチョコの原料を販売しており、チョコレートの元締めのような会社なのです。
このバリーカレボー社で開発されたルビーチョコレート、南米産のルビー色をしたカカオ豆から、
- カカオの持つベリー色
- フルーティーな風味
を残すために、約13年もかかったそうです。
ルビーチョコレートはどこで買える? まとめ
天然のピンク色でフルーティーなルビーチョコレート、チョコレート好きなら一度は食べてみたいですね。
ピンク色のホワイトチョコと紛らわしいので、ルビーチョコレートを買う際には「カカオマス」が入っているかチェックしましょう。
安い商品は、ホワイトチョコレートと混ざっているかも。
女性好みのピンク色のチョコレートは、バレンタインはもちろんホワイトデーにもピッタリですね。