甘旨でほろ苦い大人の味|Room white moment

お酒

八千代酒造さんは、山口県萩市で明治20年から代々続く酒造所。
猪や山菜など香りの強い地元の食材に合う、甘口で濃厚な日本酒らしい旨口のお酒造りをされています。

昔ながらの伝統的な酒造りが特徴の酒蔵さんですが、「La+YACHIYO」(ラプラスヤチヨ)といった新しいコンセプトの銘柄も立ち上げています。

今回はそんな「La+YACHIYO」(ラプラスヤチヨ)の季節のお酒、「Room White Moment」(ルームホワイトモーメント)を飲んでみました。

Room White Moment(ルーム ホワイトモーメント)

Room White Moment(ルーム ホワイトモーメント)はこちら。

おりがらみなので、うっすら白く濁っています。



口に入れた瞬間、フルーティーな香りとふんわりとした甘みが口いっぱいに広がります。
「純米吟醸」ですが、まるで大吟醸のように透き通って華やかな香り。

旨味とコクもあり甘く感じますが、しつこさはなく後味はほろ苦。
また次の甘さを求めてお酒が進んでしまいます。

説明には「ピチピチした口あたり」とあったのですが、発泡感はなくサラッとした感じでした。

冷酒で頂きましたが、すこし温度が上がるとより香りが華やかになるみたい。
温度変化を楽しむなら、ワイングラスに注いでゆっくり楽しむのがおすすめ。

おつまみには、香りの強すぎない物がよさそう。
カマンベールチーズとよく合いました。


口当たりの優しい日本酒とチーズはとても相性がいいのです。

八千代酒造5代目杜氏の蒲久美子氏は、「東洋美人」でお馴染みの澄川酒造で修行されていたそうですよ。
この「ROOM」は製造は八千代酒造さんですが、澄川酒造さんのタンクを使用して醸造されています。

そのせいかどことなく「東洋美人」のような香りも感じられました。

Room white moment スペック

造り 純米吟醸
アルコール度数 15度
使用米 西都の雫
精米歩合 麹米40%、掛け米50%

八千代酒造さんでは、大将山から流れ出る伏流水を仕込み水として使っています。
軟水ではなく中硬水なので、ミネラルを多く含むのが特徴。
酒米はおもに、自社で減農薬栽培している「山田錦」を使用。
このROOM white momentは山口県産の「西都の雫」を使用した、限定の生酒になっています。

まとめ

八千代酒造さんの「La+YACHIYO ROOM」は見た目が綺麗、味もふんわり優しくとても香りがよいお酒でした。

口当たりが甘いお酒は後に酸味がくることが多いのですが、こちらはほろ苦い後味。

この「苦味」で好きな人とダメな人で好みがわかれるようです。
好きな人にはかなりクセになる味。

私はかなり気に入ったので、純米吟醸 ROOM Green Breezeも飲んでみました。
ホワイトモーメントよりスッキリした後味で、こちらもかなり好み。

食事に合わせてもいいけど、デザートワインのように食後の時間をゆっくり楽しみたくなるようなお酒でした。

タイトルとURLをコピーしました