無印良品の「レッドシダーブロック」を買いました。
20本入り499円。
パっと見ただの木片なので「一体何に使うの?」という感じですね。
これがとても便利なアイテムなのです。
人気があるのかあまり店になくて、何回か通ってやっと手に取ることができました。
この木材「レッドシダー」はうっすらメントールのような香りがして、防虫剤代わりに使えます。
実際やってみた使い方や、レッドシダーの性質や注意点についても調べてみました。
無印良品の「レッドシダーブロック」どこにある?
無印良品の「レッドシダーブロック」は、お洗濯用品(ハンガーや洗濯ばさみ)などのコーナーに陳列してありました。
小さく目立たないので、探すのが少し大変でした。
ちなみに無印良品には同じレッドシダー材を使った「ハンガー」や「シューキーパー」もあります。
ただし、最近はレッドシダー材を使ったハンガーは取り扱いしていません。
(※ニトリに似ている物があります)
無印良品のシューキーパーは、少し細身な作りですが2,000円ほどで手に入るので、初めて使ってみたい人にはおすすめです。
【無印良品 公式】レッドシダーシューキーパー23〜25cm用
レッドシダーの便利な使い方
レッドシダーには殺菌や消臭・防虫効果があります。
なので、服など布製製品などのニオイ防止や防虫に使っています。
しばらく履かない靴は陰干し後、レッドシダーを入れて靴箱に。
洋服ダンスには、いくつかまとめて袋に入れて使用。
ウール製品の虫食い予防に。
小物やアクセサリーを買うと付いてくるような、小さくて薄手の袋に入れるとちょうどいいです。
細長い形状なので、ひもで結んで使うこともできます。
防虫効果があるとはいえ、ゴキブリなどの害虫を忌避するほどの威力はないので、害虫防除の防虫剤はまた別に使ったほうがいいでしょう。
付属のヤスリで削ると、木の香りとほんのりとしたメントール臭が復活します。
レッドシダーとは?
レッドシダーは「米杉」ともいわれますが、実は「杉」ではなくヒノキ科の植物になります。
カナダでは「生命の木」とも呼ばれ、住居の外壁やフェンス、ウッドデッキ、トーテムポールやカヌーなど様々なものに使われています。
「オールドグロス」と呼ばれる天然の古木(樹齢が高い物)は、木材としては良質ですがほとんど流通はしていません。貴重な資源なんですね。
売られているのは「セカンドグロス」、もしくは「サードグロス」とよばれる若木になります。
レッドシダーは赤身がかった色をしていますが、部位によって色身がかなり違っています。
小物を買う時は色の違いにも気を付けて、好みの物を選ぶといいかも。
白い部分(辺材)より色の濃い部分(心材=木の中心部)の方が、香りがより強く感じられます。
レッドシダーには「ツヤプリシン」や「ツヤ酸」という成分が含まれており、天然の殺菌力や湿気に対する耐性があります。
このツヤプリシンは色の濃い部分に多く含まれているんですね。
稀にこの成分に対してアレルギー反応を起こす体質のかたもいるようです。
なのでレッドシダーを削る際には、粉を吸い込まないように気を付けましょう。
レッドシダーのこの綺麗な「赤い色」は紫外線に当たると変色してしまうので、直射日光の当たらない場所に保管した方がいいかも。
まとめ
衣類の保管に市販の防虫剤を入れることも多いのですが、ツンとしたニオイが気になることもありますよね。
レッドシダーブロックなら、天然のほんのりした香りなので化学的なニオイが気になる方にはおすすめ。
ただ、ほんとにかすかな香りなので、防虫効果は市販の防虫剤もしくは「樟脳」の方がありそうです。
なので、本気で防虫をしたい「絹」や「着物」など以外、冬物のコートなどと一緒に使うのがいいのではないでしょうか。