夏にうっとうしい『蚊』。
特に小さい子は、刺されると掻き壊したり、腫れあがったりとヒドイことに。
そこで『アース』『ベープ』などを使います。ただ、
- 色々な種類があってどれにしていいかわからない
- 赤ちゃんや子どもがいる部屋で使用しても安心なの?
など、気になることを調べてみました。
ベープ・アース・キンチョー|薬の特徴と人への影響
蚊対策の薬の成分にはピレスロイド系の薬剤、トランスフルトリン、メトフルトリンが主に使われています。
※蚊取り線香は別の成分
どっちがいいかというと、両方とも蚊にはよく効きます。
違いは、メトフルトリンの方が新しい薬剤で、蚊に対しての効き目は大きいようです。
一方トランスフルトリンは蚊の他に、ハエにも効果があるという特徴があります。
とりあえず、このどちらかの成分なら間違いなく蚊に効き目があるということですね。
寝る前にスプレータイプをシュッとひと吹きすると、翌朝落ちた蚊が発見されます。
虫にこれだけ効くということは、人にも影響がありそうな気もするけど・・
人を含む哺乳動物に対しては、分解酵素の働きで速やかに代謝され、尿などで短期間に体内から排出されてしまうので毒性が低く、安全性が高いといえます。
また、安全性を考えるうえでは人と害虫の体重差が大きく影響します。例えば、蚊の体重は2~3mgほどしかありませんが、「アースノーマット」シリーズは、小さな害虫を駆除するために極めて微量な殺虫成分しか使用していません。
人は害虫と比べると数千万倍も体重があるため、体重差の面からも安全性が高いといえます。
引用:アースノーマット
つまり、
- ヒトなどの哺乳動物からは、短期間で体内から排出される成分→入ってもすぐに出ていく
- 虫に効果のある成分量は微量→少ししか使っていない
ということで、心配するほど影響はないようです。
ただ、目や鼻などの粘膜に対しては刺激となるので、使用法には注意しましょう。
お部屋でおすすめの蚊対策
上記の薬剤を使って蚊取りグッズは
- 電池式(ファン)
- スプレー式
があります。どちらを使った方がいいのでしょうか?それぞれ特徴があります。
電池式でファンが回るタイプ
『どこでもベープ』や、『アースノーマット』など、
電池が入っていてファンが内蔵しているタイプ。
熱を使わずに、常温のままファンをまわして一定の量の薬剤を出し続けます。
・電池式のためどこにでも置ける
・一定の量の薬剤が出続ける
締め切った部屋で使う場合は換気が必要。
なので、玄関や日中に出入りする部屋など、開け閉めする場所にむいていますね。
スプレー式
『おすだけベープ』や『おすだけノーマット』などのスプレータイプ。
プシュッとスプレーするだけで蚊がいなくなるので、かなり便利です。
スプレーすると一気に薬が広がり、だんだん濃度(効果)が薄くなるので、開放的な場所よりも閉めきった部屋に向きます。
スプレー式は蚊だけではなく昆虫や水槽の魚などにも影響するので、室内で飼育している場合は使わないようにしましょう!。
特に水槽、水の中に薬剤が溶けこんでしまいます。
飼育している部屋以外で使っても、影響が出る場合があるのでお気をつけ下さい。
寝室は、子どもや赤ちゃんに直接薬剤がかからないように、寝る30分くらい前にスプレーをしておきます。
最近は寝室だけでなく、コバエが発生した時にのダイニングキッチンにもスプレーしています。
※火気注意
おまけ:外出時の赤ちゃんの虫対策
外出時の虫対策として、子どもがベビーカー時代には、小型のファンタイプをぶらさげていました。
それでも公園に長時間いると、虫刺されだらけに。
なので、公園に行くときはベビーカー用の蚊帳を使っていました。
これ、便利でしたよ。
黒だと虫が寄ってきたり、蚊がとまっていても見えにくいので、ネットの色は白がおススメです。
蚊帳(かや)なら薬剤を使わないので、お部屋でも安心して使えますね。
化学物質を使わないノンホルマリン加工の物が、月齢の低い赤ちゃんにはおすすめです。
お部屋の虫対策|まとめ
虫除けに使われる薬剤は全て人体には無害・・とはいかないようですが、体に入っても48時間以内には尿となって排出される成分です。
商品によって、特徴があるので
- 蚊対策グッズを場所に応じて使い分ける
- 必要に応じて蚊帳などの薬剤以外での対策をする
などなど工夫をしてお子さんを蚊の攻撃から守ってあげましょう。