最近の柔軟剤の売り文句に「長時間香りが続く」ってありますよね。
柔軟剤を香水代わりに使う、柔軟剤スプレーなどというものもあるらしいけど、
柔軟剤の香りが苦手な人も多いんですよ・・というか臭い・・
(※使っていない人にとっては)
洗剤や石鹸、シャンプーなど香料の入った製品は色々あるけど、柔軟剤ほど長時間は香りません。
なぜ柔軟剤の香りは強く残るのかというと「高残香性柔軟剤」という最新技術のせい。
詳しくお伝えします。
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柔軟剤の香りが続くワケ|高残香性柔軟剤のしくみ
この高残香性柔軟剤とはどのようなものかというと、
高残香性柔軟剤の場合、マイクロカプセルというミクロン単位(1マイクロメートルは1000分の1ミリメートル)の超微小粒子に封じこまれている。
こうすれば洗濯の際、衣類の繊維にしっかり付着し、簡単には取れない。衣類を身に着け、体を動かしたり、手でこすったりするたびにカプセルが弾け、香りが放出される。カプセルが周りの人の衣類などに移動することもある。
引用:ダイヤモンドオンライン
つまり、香りの素がカプセルに入った状態で衣服にくっ付いているのです。
そのカプセルがなにかの拍子にはじけると、ぶわっと香りが広がります。
近くにいた人にもくっ付くと、移り香とは思えない強力な香りをまき散らすことに。
カプセルに入った香り成分は、次の洗濯時までそっくりそのまま残っていることも。
そして洗濯をくりかえすごとに、香り成分が追加されていきます。
香りが12週間も続くという香りづけ専用剤などは、こんなメカニズムになっているんですねぇ。
香りが増し増しになる柔軟剤
柔軟剤って、使わない人にとってはかなり鼻につく香りです。
でも使っている人は特に気にすることなく使い続けるのは何故なのか・・
柔軟剤は洗濯の時に使うので、家族全員の洗濯物やタオルから、家中に沁みついてしまうんです。
香りというのは、同じ匂いを嗅ぎ続けると鼻が慣れてマヒしてしまうんですね。
さらに香りに慣れすぎたせいか、匂いが薄いと思って使用量と増やしてしまうパターンも。
とある調べでは、柔軟剤の利用者の約2割が既定の量より多めに使っているという結果も出ています。
倍量近く使用する人も多いみたい。
柔軟剤の中には、ぜんそくを誘発する性質を含むという研究結果もあります。
化学物質過敏症を引き起こすケースも。
なので柔軟剤を選ぶ場合、とくにお子さんが小さいうちはなるべく香料のキツクない物や、無香料の物の方がいいですね。
香水の場合
香水は、アルコールに様々な香料を混ぜて調合しています。
アルコールが揮発すると同時に香りも広がるしくみ。
香料によって、飛びやすい香りや残る香りなどの特徴があって、時間がたつと変化していくんですね。
なので柔軟剤と違って、香りがそのまま残ることはありません。
変化する香りも香水の魅力ですよね。
洗濯物ではなく、体に付けるものなので家族とは違った香りになるので・・
あまりに付けすぎの場合は、家人に注意されるという利点(?)も。
濃厚な香りを想像しがちな香水、最近は天然香料を使った自然な香りが人気です。
さりげなく香りを楽しむなら、柔軟剤よりも香水の方が実はいいのかも。
おすすめの天然香料を使った香水
ジョーマローンは自然の香料を使った繊細な香りが特徴。重ね漬けもできるクセの少ない香り。
パッケージもお洒落で、プレゼントにも人気があります。
ロクシタンのヴァーヴェナは、柑橘系というかレモンそのもののような香り。
持続性はあまりないけど香水を付けてる感じがあまりしないので、男女を問わず気軽に付けることができます。
公式ショップに行くと、ボディミストやオイルなど、2000円台から気軽に付けることができる商品もたくさんありますよ。
まとめ
香りってすごく難しいですよね。
使っている人にはいい香りでも、周りの人にとっては不愉快な場合も。
香水は付け過ぎないように気を配る人も多いですが・・
柔軟剤の場合は日常的に使うものなので、油断してしまうのかもしれません。
使わない立場からすると、柔軟剤の香料は、安っぽくて鼻につく上になかなか取れないんです。
電車で隣り合わせた人が柔軟剤をつけてるだけでも、匂い移りが酷く感じます(>_<)
CMのように柔軟剤の香りをふりまいてモテることはないかなぁ・・
香りに気を遣うなら、柔軟剤よりは香水で。
つけたてはちょっと匂いがきついので、電車に乗る場合はつけて30分ほどたってから出かけるのがおすすめです。