牛のマークでおなじみの牛乳石鹸。赤いパッケージと青いパッケージがありますね。
ふんわりした香りも人気です。
手洗いなど日常的に使う石鹸ですが、赤い箱の牛乳石鹸はつっぱらないので、洗顔にも使えるとのこと。
そこで今回は牛乳石鹸の赤い箱の成分の特徴と、青い箱との違いについてお伝えします。
牛乳石鹸赤い箱の成分と特徴
牛乳石鹸の赤い箱の成分は、
石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、スクワラン、ステアリン酸、水、酸化チタン、エデト酸塩
青よりもしっとりするのが赤箱の特徴です。
牛乳石鹸の洗浄成分は石鹸素地といって、油からできる石鹸素材です。この石鹸素地は
- 牛脂
- ヤシ油(パーム油)
- カセイソーダ
- 食塩
から作られています。
画像引用:牛乳石鹸
牛脂は食用としても通用するランクのもので、パーム油とともに化学反応させて石鹸の素になります。
牛乳石鹸赤箱のうるおい成分
赤箱には「ミルクバター」という乳脂肪分も配合されています。
ミルクバターには肌を保護して、石鹸の肌あたりを柔らかくする効果があります。
赤箱にはこのミルクバターが、青箱よりも多く入ってるのですね。
さらにスクワラン(うるおい成分)も配合。
スクワランというのは、深海鮫の肝油から作られる保湿成分で、
- 肌になじみやすい
- 皮膚を紫外線や乾燥から守る
といった特徴があり、多くの化粧品に使用されています。
牛乳石鹸に含まれる化学成分
牛乳石鹸には合成の化学成分も含まれます。
ステアリン酸は界面活性剤の一種で、石鹸の泡立ちをよくします。酸化チタンは、石鹸を白くする顔料。
エデト酸塩は、石鹸の変色防止と石鹸カスが出るのを防ぐ成分です。
牛乳石鹸って、科学物質は無添加のイメージだったけど、石鹸の品質や使い心地をよくする目的で数種類入っています。
牛乳石鹸赤箱の使用感は?
洗顔フォームをたまたま切らしていた時に、体洗いに使っている牛乳石鹸の赤をよーく泡立てて洗顔に使ってみました。
感想→いつもよりも、スッキリと顔の油が落ちた気がする。
つっぱるほどではないけど、すこし張るので多めに化粧水をつけました。
石鹸の成分は弱アルカリなので、皮脂を落とす力が中性の洗顔フォームよりも強いのですね。
なので脂分をしっかり落としたい人には、牛乳石鹸に限らず石鹸洗顔をしてみるのがおすすめです。
油分の少ないアラフォーの場合・・
洗顔フォームが切れている時、一時的に代用するくらいがいいかも。
身体を洗う場合には「牛乳石鹸の赤箱」はかなりおすすめ。
赤箱の牛乳石鹸で体を洗っていたら、今年の冬は肌のカサツキが減りました!
牛乳石鹸赤箱の香りはローズ調。おしろい粉のようなふんわりした香りです。
牛乳石鹸 青い箱の特徴
牛乳石鹸青箱の成分は
石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、ステアリン酸、水、酸化チタン、エデト酸塩
(赤箱とほぼ同じ)
青箱の特徴はさっぱりした使用感。
赤箱と同じくミルクバターが配合されていますが、スクワランは入っていません。
泡は「豊かでソフトな泡立ち」
クリーミィ・しっとりという単語がなく、「ソフト」という表現になっています。
汚れ落ち重視なので、手洗いや、夏のベタツキがちな体を洗うのには青箱が向いてます。
ジャスミン調のさわやかな香り。
すっきりした香りなので、肌に残っても嫌な感じがしません。
関東地方では赤箱はあまり売られていない?
牛乳石鹸は、1928年に大阪で生まれました。
当時は赤箱のみの販売。
この後、青箱が発売されて、そのさっぱりした洗い上りが評判になり、青箱が関東地方で人気になったのです。
そのため、現在も関西では赤箱が、関東では青箱が店頭に多く並んでいるという現状のようですね。
※公式ページ参照
白箱(中身は青箱と同じ)や、緑箱(薬用せっけん)もありましたが、現在は販売していません。
牛乳石鹸と洗顔フォームの違いは?
市販の有名洗顔フォームは
ヒドロキシエチルウレア、ナイアシンアミド、ステアリン酸、グリセリン水溶液、ジステアリン酸PEG-150
など合成の界面活性剤の洗浄成分で汚れを落とすしくみです。
体質的に、化学物質が肌に合わない方もいますよね。
もしチューブ状の洗顔フォームが肌に合わないと感じたら、シンプルな成分で出来た牛乳石鹸の赤箱を使ってみるのも良いかもしれません。
※牛乳石鹸にも合成の成分は多少含まれます
牛乳石鹸でもダメなら、オリーブオイルなどでできた手作りの石鹸を使ってみるのもいいかもしれません。
まとめ
昔からお馴染みの牛乳石鹸は、原料がシンプルで安心感があります。
価格も安くて手に入りやすいのもいいですね。
特に感想する冬の体洗いには、牛乳石鹸の赤箱はかなりおすすめです。