消毒用エタノールからリセッシュまで|アルコール除菌剤の濃度と便利な使い方

お掃除スプレーキーピング

エタノール(アルコール)には、細菌やウイルスを除去する力があります。

「エタノール」として売られている物以外にも、色々な商品にエタノールが含まれていますよね。

ただ、エタノールは濃度によってその効果がかなり違うのです。

そして、濃度が高ければ高いほど効く!というわけでもないらしい。

ということで、濃度別のエタノール商品や、効果や使い方について詳しく調べてみました。

※本記事にはプロモーションが表示されます。

スポンサーリンク

エタノールでの消毒に適したアルコール濃度は?

「ウイルス」や「細菌」を除去する表現については、このようになっています。

消毒:害のない程度まで菌を減らす(医薬品・医薬部外品に使う表現)
殺菌:菌を減らす(医薬品・医薬部外品に使う表現)
除菌:菌を減らす

薬局などで「エタノール」として売られている商品には

  • 無水エタノール
  • 消毒用エタノール

がありますよね。

無水エタノールの方が、アルコール濃度が高い(99%以上)のですが、

消毒や殺菌に向いているのは、濃度80%前後の「消毒用エタノール」。

というのも、エタノールは「菌の表面の膜」を壊した後に、「菌の中身のタンパク質」を壊すという2段階の攻撃をするのです。

表面の膜を壊すには、高濃度のアルコールが効果的。

ただ、中身のタンパク質を壊すには、ある程度の水分がないといけないのだそう。

なので、もし「無水アルコール」で消毒をする場合は、4分の1ほど水道水をまぜて使います。

エタノールで消毒できる菌やウイルスは

  • 大腸菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • ロタ・インフルエンザ・コロナウイルス
  • カビ胞子

ただし「ノロウイルス」にはエタノール消毒は効かないということです。

エタノールを使った消毒法

エタノールは、スプレー容器に入れると使いやすくなります。

手指の消毒をするには、必ず乾いた手につけ、30秒ほどしっかりもみこんで乾かすこと。

>>参考:日本食品洗浄剤衛生協会

濡れた手につけると、濃度が下がってしまいます。

ドアノブなどは、スプレーして乾くまでのおよそ5分ほどで消毒できます。

引火しやすいので、火の気には注意が必要です。

エタノールを使ったカビ取り方法

濃度70%のエタノールなら、3秒ほどでカビ菌を消毒できます。

ただ、黒くなってしまったカビの色を落とすことはできません。

なので、エタノールは生え始めのカビや予防に使うのが効果的。

掃除の時は、エタノールを付けた雑巾などでふき取り(菌が飛び散らないようにそっと)

→表面のカビをとった後に、スプレーをして消毒します。

スポンサーリンク

エタノールの入った除菌剤の利用方法

「リセッシュ」などの「空間除菌剤」にもエタノールが入っています。

リセッシュにはアルコール濃度の表示がありませんが、危険物にあたらない24パーセント以下になっているそうです。

なので、消毒や殺菌というよりは、嫌なニオイをけす「除菌」や「消臭」に利用できます。

ただ、フマキラーのアルコール除菌剤(アルコール濃度49%)は、抗菌成分が入っているのでウイルスの消毒にも効果があるそうです。

>>参考:フマキラー株式会社

スポンサーリンク

まとめ

消毒用エタノールは1本あると、色々使えて便利です。

アロマオイルを薄めて、虫よけスプレーを作ることも。

ハッカ油と消毒用エタノールで簡単!虫除けスプレーの作り方
スーッとするミントの香りのハッカ油、実はとても便利なんですよ。 この爽やかな香りを虫が嫌がるので、我が家では 虫よけスプレー リードディフューザー(芳香剤) などに使っています。 ハッカ油と、消毒用のエタノ・・・→つづきへ

なかなか手に入らない場合には、酒造メーカーの作った「消毒にも使えるアルコール」商品を使ってみるのもよさそう。

404 NOT FOUND | こよみのふせん

エタノールと同じく殺菌作用のある「オスバンS」との違いはこちらに書きました。

オスバンSと消毒用エタノールの使い分け法|成分や特徴の違い
「消毒用エタノール」は、リセッシュなど「除菌スプレー」の主成分になっているアルコールの一種。 そしてこの「消毒用エタノール」と同じく、消毒・除菌に使われる薬剤に『オスバンS』があります。 「エタノール」と「オスバンS」、同じよう・・・→つづきへ
タイトルとURLをコピーしました