コニシ株式会社の「裁ほう上手」は布をくっつけることができるボンドです。
針と糸を使わずに布小物を作ることができるので、針仕事が嫌いな人にはとっても便利。
くっつけた後は洗濯しても大丈夫なので・・
ズボンやスカートの裾上げ、穴の補修などの部分使いや、服にポケットをつけたり、体操服にゼッケンをつける場合などに便利です。
小物入れや、水筒のカバー、シュシュなど小物を作るのにも使えますよ。
どんな風に使うのか、うまく使うコツなどを調べてみました。
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使い方
「裁縫上手」は、布と布をあわせて圧着して使います。
アイロンを使用する場合は、中温140~160で、15秒ほどそのままの状態で押さえます。
(ポリエステル地は低温で)
自然乾燥の場合は、しっかりくっつけた状態で乾かします。
裁ほう上手は剥がせる?
裁ほう上手の成分は「シリル化ウレタン樹脂」という樹脂。
完全に乾燥させてしまうと剥がすのは難しいです。
塗って完全に乾く前ならば、ベリッとはがすこともできるけど・・
あとから無理に剥がすと薄い生地は、ちぎれてしまいます。
裁ほう上手が使える布は?
綿やポリエステル素材に使えます。
子供のズボン(綿)や、ジャージ素材(ポリエステル)の補修にぴったり。
アイロンでの接着はできないけど、「合成皮革」をくっつけることもできます。
毛足の長いものや、撥水加工の生地、ポリエチレンやポリプロピレン(ビニール)などは使えません。
薄手の生地やオーガンジー、チュールレースなど薄手の布は、ボンドがしみて表に出てしまうので注意が必要。
100均のほつれ止めとの違い
100均で売っている「ほつれ止め」は、裁縫上手よりも水っぽい感じ。
布のふちにススーっとぬれます。
裁縫上手はねっとり。
なので端の始末は「ほつれ止め」、布と布をしっかりつけるには裁縫上手、と使い分けるのがよさそう。
裁縫上手でマスクを作ってみた
中央部だけ手縫いして割っておいたマスク生地を、裁ほう上手でくっつけます。
内側を表にするので、表面に裁縫上手を塗っていきます。
※もっとまんべんなく塗った方がキレイに仕上がります。
乾いてひっくり返したところ。
端は5ミリほど織り込んで接着、マスクゴムをはさんでさらにくっつけました。
完成。
布が薄手なので、ボンドを付けすぎると染み出てしまうので要注意。
スティックタイプの裁縫上手なら、もっと薄くまんべんなく付くかもしれません。
裁縫上手でインナーバッグを作ってみた
使い古しのランチョンマットを利用して、バッグの中に入れるインナーバッグを作ります。
ポケット部分を折り返して、赤でステッチを入れておきます。
外側になる面(ポケットのある面)の周囲に「裁縫上手」を塗っていきます。
コの字に塗ったら、しっかり押さえておきます。
30分くらいでくっつきました。
ひっくり返して、上の部分を内側に折り返して同じように接着。
くっつけるだけなので(一部手縫い)裁縫というよりも、工作をしている感じでした。
まとめ
「裁縫上手」は、細かい物を作るのにピッタリです。
小さい物って意外とミシン掛けが難しいんですよね。
補修にもピッタリなので、ズボンの穴などすぐに直せます。
幼稚園などで使う上履き入れやレッスンバッグなどなど、ミシンをわざわざ買わずに作れるかも。